鹿児島へ鈍行で。No.4

いま新幹線は名古屋停車中です。
次はもう降車駅、新横浜です。


さて、姫路駅の北口です。ロータリーを工事しているようです。姫路のシンボルである姫路城も現在、改修工事中ですねぇ。このお城は、新幹線からも良く見えて、風情が感じられて、いいですよね。
さて、姫路駅から山陽電車の駅の方面に歩いていきます。すると、コンクリートと柱が見えてきます。それは、左側に点々と続いています。そうです。モノレールです。姫路にはモノレールがあったのです。1974年には休止になり、運転されていたのは、僅か8年くらいですが、いまでもその遺構は数多く残っています。このモノレールが、あの向ケ丘遊園のものと同じロッキード式でした。
向ケ丘遊園は近年(といってももう10年以上前か(~_~;))まで残っていましたが、すぐ橋脚などは撤去されてしまい、いまは存在を偲ぶものは少ないですが、ここではなんと今でも車両が残っています。
つい最近になって、その車両が公開されたそうです。公開される以前から、このモノレールはあるサイトを通じて、知っており、公開を知った時は感動したものです。
今回は姫路滞在時間は30分強ですので、もちろん、全ては回れません。ということで、駅から徒歩五分のあるビルに行ってきました。
このビルは高尾アパートという名前です。以前はビジネスホテルも入っていましたが、いまでは住居のみです。
なぜ、このビルを訪ねたかというと、ここはモノレールの駅だったからです。
そうです。マンションの真ん中の階に、レールが突き刺さっているのです。そして、ホームがあります。
この建物の写真を見て、シビレましたねぇ。かっこよすぎます。
高度成長期の未来都市を、実現させたかのような建物。モノレールが近未来の象徴だったみたいですからねぇ。
この建物は、取り壊しの噂があります。まだ、住民の方は住んでいるものの、かなり老朽化しています。
ということで、駅から徒歩五分くらいなので、訪ねてきました。
ビルの手前にも、モノレールの橋脚が残っていて、間に店が入っている景観は独特ですね。しばらくあると、あれ程憧れていた建物が私の目の前に現れます。
実はこのモノレールの廃線跡は新幹線からも見えるのですが、やはり高尾アパートは下からみるのがベストだと思います。
しばらく、感動に浸りながら撮影。通行人の人々は、なんでこんなボロいビルを撮っているんだって感じですがね。
当時の駅名は「大将軍駅」。当時の駅の設備がいまでも残っているそうですが、現在立ち入り禁止。
どうか、取り壊す前に、モノレールの車両のように公開されれば、と願う人は私だけではないと思うのですが。
さて、そろそろ駅に戻らなくてはいけません。名残惜しいですが、引き返します。
姫路駅では、駅弁を買おうとおもっていたのですが、一回のコンコースの売店はコンビニ弁当レベルしかないです。
やっとホームの端っこに弁当屋さんをみつけました。
おばちゃんに、オススメを聞くと、アナゴめしだそう。では、アドバイスに従ってそれを購入。やっぱりせっかくの旅行なら地元のものをたべなきゃね!
こうして、山陽本線を再び西へ進みます。
つづく。