鹿児島へ鈍行で。№7

広島を抜け、夕暮れの瀬戸内海をひた走る。海の上にプカリと浮かんだ雲は、オレンジ色に染まっている。
防大橋が見えてくる。その足元を、列車はくぐる 。
光、徳山、新山口宇部、小野田、新下関山口県の各都市を駆け抜ける。
外は暗い。このように山陽本線には、長距離列車が多く走っている。
19:55、ついに本州最西端の駅、下関に到着。ここから反対のホームにはJR九州の車両が。
ほどなく列車は関門トンネルに入る。あっさりと、地上へ。門司駅直前にはデッドセクションがあり、車内灯がしばらく、消える。
夜の門司駅は、閑散としている。
ここから、門司港駅へと、向かう。